2月11日 備忘録

私が大切な人たちとはじめましてをした日の話。

 
手がかじかむくらい寒くて夜には綺麗な雪が降った。一生忘れたくない日。
 
その日は中学生の頃から大好きなバンドの22周年記念ライブのある日でした。さいたまスーパーアリーナなんて大きい会場なのに全然チケットが取れなかった。嘘!?って思うくらいチケットは連戦連敗。一般発売が終わってからもTwitterにかじりついて同行募集ツイートに片っ端からリプを送った。一つの募集ツイートに70も80もリプライが付いていて、ああもう無理かなと諦めかけた頃、運良くどうにか同行させてくださる方が見つかった。埼玉に行くことが決まった後、去年の秋の暮れから気になっていた二丁目の魁カミングアウトさんの仙台ワンマンが発表された。日程が被ってしまっているのを見て、なんでよりによってこの日なの…って悲しくなった。でもその直後、ライブに同行させていただく予定だった人に蒸発された。TwitterもLINEもブロックされていきなり消えた。金銭的被害はなかったからまだマシな方だった。でもあのライブを目撃できなかったのは一生後悔だし、自分勝手にいきなり消えたのは許せない許さない。ドタキャン、ダメ、絶対!です。
それでも、もうそれは、二丁魁さんのライブに行けっていう天の声だったのかな、なんて今になって思ってしまうな。はじめてのアイドル現場、一人だと不安だったので大学のアイドルおたく(主現場はジャニーズJr.)に声をかけて一緒にチケットを取りました。チケットに印字された[二丁目の魁カミングアウト]の文字を見てこの人たちにやっと会いに行けるんだ!ってドキドキした。嬉しかった。
もしこのタイミングで二丁魁さんに会いに行っていなければ、はじめましてはきっともっと遅かった。もしかしたら会いに行かないまま通り過ぎてしまう可能性だってあった。だからこの日、大好きなバンドさんじゃなくて、二丁魁さんに会いに行ったこと、これが私の人生の大きな分岐点のうちのひとつ。(ドタキャンは許してません!)(でも二丁魁さんに会いに行けて心のそこからよかった!)
 
 
ワンマン前日、2月10日、遠征先で二丁魁さんと会うと一緒に写真が撮れるゲイキャッチなる企画があると聞いてバイトまでの時間とバイトが終わってから一人で仙台の街を歩き回った。CY8ERさんとのツーマンはまだ自分にはハードルが高いなと思って行けなかった。この日はゲイキャッチ成功しなくて寧ろ良かった。会えたら嬉しいけどきっと会えてもどうしていいかわからなかったから。バイト終わって#ゲイキャッチのタグを見てみたら普段自分が生活している街の風景に二丁魁さんがいてとても不思議な気持ちになりました。
 
アイドルのライブは生まれて初めてで、当日の朝は着ていく服にめちゃくちゃ悩んだ。普段ライブといえば、バンドTシャツにディッキーズで済ませてしまう人種なので。もし浮くようだったら物販でTシャツを買えばいいや!と思って普通のワンピースを着ました(結局この日はTシャツは買いませんでした)。大学の友人と待ち合わせて、お昼ご飯にラーメンを食べたの、その後緊張で度々吐きそうになったのでめちゃくちゃ後悔。 開場前物販でランチェキを引いた。生まれて初めて手にしたチェキは、思っていたより小さくてびっくりしたな。1回分引いて、きまるさんとぺいさんでした。CDとチェキ券も買ってドキドキしながら入場列に並んでドキドキしながら会場に入った。整理番号はあまり良くなかったので、入ったらもうたくさんのおなカマさんがいました。熱気というか、ライブ前のワクワク感で満たされている空間で素敵だなあと思いました。仙台って自分の地元なのに地元じゃないような、勢いだけで異国の地に来ちゃったような気もした。めちゃくちゃ緊張していて、ライブハウスなんて何度も来ているのに、アイドルさんのライブ前って思うと漂う空気が別物な気がしてしまって空気に馴染めない自分が歯痒かった。一番うしろの段の前の方、中央あたりに位置取ってライブが始まるのを待ちました。
 
ぺいにゃむにゃむさんのピンポンパンポーンのアナウンス。これを聞いたのも初めて。ああ始まるんだって一瞬怖くなった。正直、ライブは詳細には覚えていません。ついていくのに必死で。確か衣装はウェディング。気づいたら目がきまるさんを追っていました。ステージまでの距離はそこそこあるはずなのに目の前にいる気がした。気迫が目の前まで迫ってきた。ふわっと揺れた髪と衣装の裾、ぱっと飛んだ汗を見て、射抜くような目、楽しそうにきらきら輝いた目、丁寧な指先を見て、どの曲かもう覚えていないけれど(たぶんネコかノスタルジスターだった気がする)真っ直ぐな声がぴったり耳に飛び込んできて、ああこの人のことめちゃくちゃ好きになるんだろうなって思った。それまでTwitterYouTubeで4人のことを見ていて、4人とも素敵で可愛くて格好良くて、推し決まらないどうしようって思っていたんだけれども、生のライブ見てすとんと決まった。きまるさんだって思った。
振りとか全然わからなくて全部胸の高さでなんとなく手を動かした。コールもMIXも知らなくて、おなカマさんが叫んでるのを聞いてこれがアイドルのライブかあ!ってすごいなって思った。ちなみにMIXというものの存在を知ったのもライブ前日で、明日初めてアイドルのライブに行くどうしよう〜ってツイートをしたら、フォロワーさんにアイドルの現場はMIX打てればとりあえず大丈夫だよって言われて、MIXって何!?何それ知らない大丈夫じゃない!ってめちゃくちゃ焦った。自分の前にいた女の子が全力でめちゃくちゃ楽しそうにライブを見ていたのがすごく心に残りました。こんなに楽しそうにライブを見られるの、ステージの上のアイドルもフロアにいる人たちも全部素敵だからなんだろうなあ、いいなあ羨ましいなって思った。(後々遠征した先の大阪でご挨拶できてこのときのことお伝えできて嬉しかったな。私がまたライブに行きたいと思ったのはこのときの大好きと楽しいを全力で伝える姿への憧れがあったからというのも確実にひとつの要因なんです。ありがとうございます。)
 
ライブ中も終わってからも全然感情が纏まらなかった。興奮でぼうっとした頭のなかでまた絶対会いに行きたいと思った。出会ってしまった!と思った。
特典会も初めての経験でした。ライブ直後に、ついさっきまでステージの上にいた人たちに感想を直接伝えられて、さらに一緒にチェキを撮れるって本当にすごい。とんでもない文化。(サカナクションのライブも終演後にメンバーが物販に出てきてくださったりしたことがあったけれど、全然違う。特典会、時間が長い!距離がめちゃくちゃ近い!死!)待機列で何回どうしよう無理って言ったかわからない。自分の番、どうにかこうにか、はじめましてと、ライブが楽しかったこと、仙台に来てくださってありがとうございますってことは伝えた。伝えられたはず…心の中の声と自分の発した声が記憶でごちゃまぜになってるかもしれないから自信はない…ミキさんに誰推し?と聞かれたのできまるさん推しになりましたって言えた。そしたらチェキを撮るとき、きまるさんがぎゅっとしてくださって私の全思考が止まった。良い匂いがした。えっ…ひえぇ…無理……
それと、言おうと思っていたこと、おなカマさんが描かれたとっても素敵な漫画で二丁魁さんの存在を知りましたっていうことも伝えた。ステマで、と口走ってしまったら白鳥さんに苦笑されてしまった。布教の意味合いで使った言葉だったけれど、白鳥さんはきちんとした日本語を使う方なんだな素敵だなと思った。見習いたいです。
 
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初めてのチェキ
 
このときは写メ会の存在を知らなくて、特典会が終わったら会場をあとにしました。付き合ってくれた友人を見送って、手近なファミレスに入ってゲイキャッチできたらいいなと思いながらTwitterを見たりチェキを見たり。夢みたいな時間の余韻はなかなか醒めなかった。#ゲイキャッチで検索しはじめてしばらくして、その日初成功の写真が投稿された。仙台市民も伊達じゃないので(?)すぐにあの辺だってわかった。急いで会計を済ませてその場所までアーケードを走った。でももうそこには4人はいなくて、ひたすらTwitterの検索欄を更新しながら周辺を歩き回った。歩く自分の前に同じようにTwitterを更新しながら急ぎ足で歩くグループを見つけて、もしかしたら、と思って思わず声をかけてしまいました。私が初めてお話したおなカマさん。すぐにゲイキャッチ探索の輪に入れてくださって、ドドドド新規の自分にもとっても優しくたくさん声をかけてくださって、本当に嬉しかったです。途中コンビニでお酒を買って一緒に飲んだ。ひらひら雪が降ってきたのもこのくらいの時間。他のこのときはまだ名前をしらないおなカマさんも合流して情報交換をしてみんなでアーケードを走った。酔っ払い、楽しかった。
このとき、私が二丁魁さんを知るきっかけになった漫画を描かれた方にお会いすることができました。この方の絵を見ていなければ自分がその場にいることは絶対あり得なかった。このとき直接お話できたこと、とっても嬉しかったです。感謝してもしきれない。本当にありがとうございます。
22時半過ぎ、牛タンのお店から二丁魁さんが出てきたところをゲイキャッチ成功!夜遅く寒い中本当にありがとうございました。このとききまるさんがすっと自然に隣に来てくださってびっくりしました。絶対東京へ会いに行きますとお伝えできました。
 
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ゲイキャッチの写真
 
ゲイキャッチのあと、雪の降る道をおなカマさんと歩いて駅へ帰りました。そこでも今では大好きなおなカマさんとはじめましてをして、夜行バスに乗るおなカマさんをお見送りして、ホテルへ帰るおなカマさんとお別れして、盛りだくさんな1日が終わりました。このときの道、自分の遠征帰りによく通るので個人的超エモスポット。
 
 
時折、もしもパラレルワールドが存在していたら、という想像をします。別の世界線にはどういう人生を歩む自分がいるのかなって。
もし自分のフォロワーさん(今となってはどの人だったかわからない)がおなカマさんが描いた二丁魁さんの漫画をRTしていなかったら、RTされた絵を自分が見逃してしまっていたら、そもそも自分がこのアカウントを作っていなかったら、バンドのチケットが当たっていたら、チケットをドタキャンされていなかったら、自分はあの場には絶対居られなかった。全部小さいけれど大きな分岐点。今とっても大好きなアイドルさんに出会えていなかった人生を歩んでいる自分もきっと別の世界線にはたくさんいるんです。だから、大袈裟かもしれないけれど、大好きな人たちに出会えたこの日と、この世界の自分を大切にしたいし、出会うことのできたとっても大好きな人たちをずっと大好きでいたいなあと思うのです。
おなカマのみなさん!
ミキティー本物さん!!ぺいにゃむにゃむさん!!白鳥白鳥さん!!
きまるさん〜!!きまるモッコリさん〜!!!!
大好きです!!!!!出会えてよかった!!!!!!